いま、貧乏だけど、幸せです。
いま、貧乏だけど、幸せです。本当に。40年ほど生きてきて、息の詰まる35年間だった。たんぼだらけの田舎の公立の中学と高校で中の上、上の下くらいの成績で、予備校だって学費免除で、そのままそこそこの大学まで行ってしまって、外資系のちょっといいところに入ったけど、2年と持たなかった。毒親家庭育ちのガラスのハート。アダルトチルドレンまるだしで、幼く見える上司にめちゃくちゃ腹が立った。少しでも教養がないようなそぶりを見せられると、非常に腹がたった。ちなみに、私はゲイ(男性が好きな男性)なんですけど、初日で「あなた、こっちなんでしょ~?笑 白状しなさいよ きゃはは!」みたいに言われたときには、まじで目の前で56してやろうかと思ったよ。いまなら、セクハラだよね。上司だし、どう返していいかわからないよ。認めたら左遷させられるかもしれないのに。
あと、上司にも腹が立ったけど、心理学の勉強をしていると、傷ついたときって、過去のトラウマが癒えてなくて、それがリフレインしているらしい。確かに思い出してみると、毒親家庭で、親にも同じようなこと言われて、中学高校でも誰も助けてくれなかった。自分が自分の思うように、そのまま生きているだけで、さげすまれたり、馬鹿にされたりすることに、不器用な私は、どうしても慣れることができなかった。ヨーロッパなんて同性婚できる国が多いし、オランダなんか30年近くも前から同性婚できるのに、こいつら何も知らないんだ。死ねばいいのに。って毎日思ってた。
そんなわけで、どの会社も半年たたずに、職場につくとめまいでふらふらする、頭がパニックになって仕事がぐちゃぐちゃになる。怒られるけど、原因は上司のお前だ!って言いたいけど言えなくて、すぐに適応障害とか、鬱とか診断される。
適応障害でも、鬱でも別になんでもいいんだよ?それで食っていければ。でも生活ができなくなるから困るの。適応障害だから、自分を傷つけて働かせないようにした人間ども、責任とれよって思った。働ける機会を奪ったんだから、生活の面倒みろよって思った。少しずつピンハネして、本当に月収10万円でいいから、出せって思った。鬱で働けないって、怠けているだけでしょ?って外からみたらそう見えるんだと思うけど、鬱が重いときは、本当に熱のないインフルエンザ状態。しかもそのインフルエンザが半年とか続くの。いっそ56してくれって毎日思ってた。どんどん痩せていくし、このまま死んでしまうんかな。早くその時が来たらいいのに。蛇の生殺し状態が逆にしんどかった。しんどいっていっても、ずっとしんどいから、ずっと「底」なんだけど、急に唐突に涙がいっぱいでてくる。寝る前とかね。気づいたら枕がぐちゃぐちゃになって寝てるんだけど、起きても「脳と体がつながってないとき」はバイト先に連絡して、休みもらってた。体が動かないんだもん。ちなみに、そのときのバイトの会社は理解がある上司で、すごく恵まれてた。いまも続けてます。
いまは月収10万円。在宅でできる仕事をコツコツとしています。家賃は約3万。ベランダが広いから、好きな趣味(花を育てたりすること)ができてるので、とても満足です。花を育ててたら、それだけで幸せです。昔からそうでした。
前置き長くなりました。最近気づいたことがあります。「人の役に立ちたい」「誰かをよろこばせたい」そんな気持ちは少しはあるけど、仕事を選ぶ際に、もうそれいらなくない?って。自分はそれを踏まえて仕事を選ぶ必要なくない?って。人を喜ばせたら、お客さんが満足しておカネを落としてくれるわけだけど、もうそもそも私は人間が嫌い。もう限界。興味がない。勝手に滅びればいいと思ってるくらい。好きなものは植物だし。本当によくしてくれる友人数人以外は、要らないし、関わりたくない。でも、それでいいんだと。(この、アドバイスは私にとってはレベルが低すぎる。私は十分優しいから不要。むしろこれまで十分人に与えてきて奪われてすっからかん。人から奪うことばかりやってるやつらへのアドバイスだけど、そんな奴らは元から話を聞いてないわ)
もう人間のためにあれこれ心を振り回されるのはやめようと思った。人間のことなんか、気にしなくていいんだ。植物はこんなにけなげなのに、人間はものすごくわがままで攻撃的で利己的。本当に親切な人は100人に1人くらいじゃないのかな。
貧乏だけど幸せっていうと、やせ我慢とか、稼いでる人からは「稼いでから言え」とかいわれそうだけど、その通りでもなんでも別にいいよ。私はいまその次元にいません。だから心から平和を感じられるの。私は毒親家庭の実家から逃げて一人暮らしをして、35年間まともに職につけてない。でも35年たつまで、自分はわりと恵まれた家庭に生まれたと思って生きてきた(親の洗脳により、思わされてきた)。でも、その洗脳が解けた。自分が毒親家庭で育ったアダルトチルドレンの自己愛性パーソナリティ障害ということに気づいて、自分でセラピーを始めた。本当の自分が置かれている状況、自尊心が粉々になって、影も形もないことは異常なんだ、魂が叫んでいることに、気づくことができた。自分っておかしかったんだ。そのことに気づくことができて、それから劇的に心に平穏が訪れた。
実家だと、寝る前や寝ているときも親が勝手に不機嫌な状態で部屋に入ってくることがたまにあるから、落ち着いて寝ることができなかった。
あと、一人で平穏な家で暮らしてみて初めて、いままで
朝起きたとき、一番に考えることは、その日の父親の機嫌がいいのかどうか、だったということに気づいた。無意識で考えていたみたい。同じく、夜7時に一番に考えることは、母親が仕事から帰宅する前に、「母親の機嫌が悪かったときには、何の話題を振って話を先にそらそうか」ということだった。これが無意識に自分の体にセットされていたに気づいた。自分でもびっくりした。
このことに気づけたのがものすごくありがたい。財産です。これに気づいたから、自分でもうこれをする必要はないよ、って自分に教えてあげてる。しみついた習慣だから、たまに出てくるけど、めちゃくちゃ調子が良くなった。というか、心からの平穏を感じることができてます。親には私が住んでいる場所が教えていません。別のバイト先の住所を送っています。毒親は子供を追い詰めることならなんでもしますから。私の最後の砦に来られたら私は自〇すると思う(←精神的に追い詰められて洗脳されて)。だから言わない。
話がめちゃくちゃになっているけど、人間の幸せを考えて仕事なんかしなくていいと思った。仕事をするときには自分の幸せを考えたらいいと思う。だいたい人間関係で悩む人はすでに十分優しかったりする場合が多いから、他人の幸せのことはもう考えなくていいと思う。皆で幸せになれたらって思うけど、そうじゃなくてもいいと思えると楽になります。